ペット>知人に預けたペットが死んでしまった！対処法は？

Q：急な出張で2週間ほどお隣さんにペットを預かって
もらったのですが…迎えに行くと明らかに元気がなく
グッタリ。そして翌日には死んでしまいました。
この場合、損害賠償請求はできるのでしょうか。

まず、他人のものを預かる約束を寄託契約といいます。
※法律上、ペットはブツ（物）として扱われます。
この契約は書面でなくても口約束でも成立し、この場合
お隣さんは、預かったペットを注意して保管する義務を
負うことになります。

ただし有料の場合と無料の場合では、その注意の程度や
責任の度合いが変わってきます。

・有料の場合…善良なる管理者としての注意をもって寄託
を行う（善管注意義務）
・無料の場合…自分の財産と同じ注意をもって預かる
（自己同一注意義務）

なぜペットが死んでしまったのか。
食べてはいけないものを食べさせてしまったのか？
それとも頭を打つなどの外的要因が？
お隣さんに責任があるのかどうか…？

まずは獣医師の診断書をもらいましょう。
次に隣人の責任（善管注意義務または自己同一注意義務）
の確認をし隣人に責任があれば損害賠償請求をすること
ができます。

民事調停や裁判という方法もありますが…
何せ、相手がお隣さんですから今後のご近所づきあいも
考え、なるべく穏便に話し合いでの解決をおすすめします。