ペット>ペットに遺産を残したい！良い方法はありますか？

Q：ペットに遺産を残したい！良い方法はありますか？

「自分がいなくなったあと、残されたペットのことが心配」
「自分がいなくなってもペットが幸せに暮らせるようにペット
に遺産を残してあげたい。」

家族同然のペットなのですから、その気持ちはよくわかります。
ですが…いくら家族同然といえ、民法上動物はあくまでも「物」
との扱いなのです。当然、相続人や受遺者にはなれません。

一番良い方法は…
身の回りでペットの面倒をみてくれる人を見つけておきます。
ペットの世話をするためには何かと費用がかかりますから、
その対価として財産の一部をその人に贈ることにします。
このことを遺言書に遺しておくのです。

”ペットの世話をしてもらうこと”を条件（負担）として
財産を遺贈するということ。
このような遺贈を「負担付遺贈」といいます。

相手方と約束の内容を取り決め、より確実に守ってもらいたい
と考えるのであれば「負担付きの死因贈与契約」を結び書面に
しておくと良いでしょう。
死因贈与とは…自分が死んだら贈与するという条件付きで行う
契約のことです。